MTGを科学しよう

MTG(magic the gathering)のツールを作成したり、科学的に最適なプレイを考えてみたい

ブラウザ上で動作するドラフトビュアーを作った

MOのドラフトビュアー作りました 前にローカルで動作するドラフトビュアーをつくったんですが、 やっぱりオンライン上で動かないと面倒で使われませんでした。 オンラインのビュアーはDraft Converter - Imagesをよく使わして頂いてたのですが、 MO上のよう…

戦乱のゼンディカーのMOリリースから5日 ドラフト点数表を作ってみた ~環境初期のみんなのカード評価~

みんなが納得できるドラフト点数表の作成に向けて 一人のプロプレイヤーが考えたドラフト点数表よりもみんなの英知を集めた点数表のほうが優れているのではないだろうか? そのような考えのもと先日模擬的にKTKのドラフト点数表の作成した。 *1 今回は戦乱の…

みんなが納得できるドラフト点数表は作れるのだろうか ~ゼンディカーに向けて、いまさらKTK×3環境の点数表を作ってみた~

MTG

ドラフト点数表は信用していいのか? ドラフトのピックを行う上で、ドラフト点数表を参考にする方は多い。LSVは新セット発売のたびに個人的なカード評価を点数化して記事にしているし、wikiにも誰が書いているのかはわからないがカードの評価が書かれている…

論文の紹介 ~MTGのカード選択へのモンテカルロ探索の適応~

コメントで論文を紹介していただいたので早速読んでみた。 "Monte Carlo search applied to card selection in Magic: The Gathering"(和訳:MTGのカード選択へのモンテカルロ探索の適応) url: http://ieeexplore.ieee.org/xpl/articleDetails.jsp?arnumbe…

MTGの簡単なデッキでのゲームの全探索を行うコードを書いてみた - プレイヤー2人は全知全能の完全情報ゲームとしても常識的な時間で探索が終わらなかった -

C#でMTGのゲームプレイの木探索を行うコードを書いてみたが意外と難しく、完成とは程遠いが意見等を頂けるとありがたいので途中経過を公開しようと思う。 複雑なスペルや特殊なデッキを考えるとキリがなく、できるだけ単純なゲームから考えていきたいし、ソ…

MTGの単純化 - 探索の無駄をなくす -

MTG

前回の探索プログラム 前回、木探索のプログラムを書いてはみたものの、時間がかかりすぎて終わらなかった。できるだけ無駄な探索を減らして効率的な探索に修正する必要がある。 単純化 プレイヤーが選択することはアタックとブロックである。すごく簡単にし…

不完全情報ゲーム例として大貧民のアルゴリズムについて調べた

今回は不完全情報ゲームについて調べる。不完全情報ゲームは各プレイヤーが相手の手札などの知らない情報が存在するゲームのことで、MTGは当然これに含まれる。不完全情報ゲームの基本的なAIの動作に関しては情報処理学会誌に以下のような記述がある。 ゲー…

チェスや将棋のAIについて調べてみた

MTGの最適プレイに向けたシミュレーションを行うため、既存のゲームAIの手法と研究の進展状況について調べてみた。 調べてみると、やはり完全情報ゲームのほうが研究は進んでいるようで、完全情報ゲームだる将棋はプロと対等に戦えるレベルまできている一方…

MTGゲーム理論 展開ゲーム

MTGというゲームについて、ゲーム理論的な言葉をあてはめていく。 まず、MTGのプレイヤーは2人で、勝ち負けを競うため非協力関係のゼロ和ゲームであり、順番にプレイを行う展開型のゲームである。また、ドローという偶然要素が含まれ、相手の手札は非公開の…

MTGのドラフトビュアーを作ってみた

MOのピック譜を確認するときに、draft converterのサイトだとブラウザの制約があって見づらいと思っていたのでローカルでピックを確認できるソフトを作りました。SSは以下のとおり。 公開先URL: http://yahoo.jp/box/yDm5XB カードの画像を含んだ状態で公開…

ゲーム理論とは

MTGの最適なプレイを求めるにあたって、確率的な考え方をする必要があるので、数学のゲーム理論という考え方についてつらつらと書いていく。(専門じゃないので違うかも)もともとはギャンブル(たぶんポーカー)に勝つために考えられた数学理論である。じゃ…

はじめに

カードゲームmagic the gathering (mtg)のプレイの基本を理論的に調べていくサイトです。先日、タルキール竜紀伝のPTのニコ生を見ていて、糸谷竜王が「mtgにはプレイを理論的にまとめられた本やサイトが足りない」とおっしゃっていたのに深く共感しました。…